べにばな(Carthamus tinctorius)
【花言葉】 装い、化粧、情熱
6月11(水)。。。紅花(ベニバナ)。。。
名前の由来は、
花から紅色色素を採取するので、
漢名が紅花(ベニバナ)で和名は、
そのまま訓読みしてベニバナになりました。
紅色を発色させる染料作物として、
あるいは油糧作物として古くから世界各地で栽培されます。
日本では山形県を中心にした産地が有名です。
山形県の県花でもあります。
高さは1メートル位になって茎は直立して白色をして、
上の方で多く分枝します。
葉は広楕円形で先端が尖り、深緑色をしています。
刺のある種類と刺のない種類とがありますが、
前者は油糧、後者は染料や切り花に用います。
花は枝先に頭状花をつけ、はじめ鮮黄色でその後に赤くなり、
管状花で、総苞片は外側のものほど大きく刺が多くなります。
ベニバナを染料に使うには、咲きはじめのものがよく、
こまめに外側から摘んでいくので、末摘花(すえつむはな)とも言われ、
刺の柔らかい早朝に、管状花だけを採取します。
ベニバナには、黄色と赤色の色素があり、
黄色の色素は水溶性で、まず、水に溶かして黄色をとります。
次に、藁灰の灰汁でアルカリ性にしてから、
赤の色素のカーサミンを抽出して、
酸を加えて紅色を染めます。
【 科属名 】  キク科 ベニバナ属 一年草または越年草
【 原産地 】 エジプト(飛鳥時代に中国から朝鮮半島を経て渡来)
【 別 名 】 スエツムハナ(末摘花)
【 開花期 】 7月〜8月
【 花 色 】 咲き始めは黄色、しだいに赤っぽく変わる