アカンサス(Acanthus)

花言葉】  芸術、技巧、巧みさ、離れない結び目

  

6月10日(火)。。。アカンサス。。。

アカンサスの仲間は主に地中海沿岸に20種類が分布する大型の多年草です。

葉は大きくアザミのような形で切り込みがあり夏に花茎を長く伸ばして、
独特の形をした花をたくさん付けます。
下から順に花が咲きます。

古代ギリシアのコリント様式の建築に
アカンサスの葉がモチーフとして用いられるなど、
人間との関わりが古くからある植物です。
主に栽培されているのはアカンサス・モーリスと
アカンサス・バルカニクスの2種で、
日本では特にモーリス種をよく見かけます。

アカンサスの名前はギリシア語の「とげ」に由来し、
これは苞葉(ほうよう)の部分にトゲがあるところから来ています。
ギリシャの国花です。

ギリシャ神話にはこんな伝説があります。
美しい娘・アカンサスを太陽の神アポロンが見初め、求婚したが、アカンサスは拒否。
それでも近づいてくるアポロンを爪で引っかいたので、アポロンは彼女を、爪のようなとげのあるアカンサスに変えてしまったという。

【 科属名 】  キツネノマゴ科 ハアザミ属 耐寒性宿根草
【 原産地 】  地中海沿岸、熱帯アジア(大正中期に渡来)
【 別  名 】  カンサス・モリス(Acanthus mollis)、ハアザミ(葉薊)
【 開花期 】  6月〜9月
【 花  色 】  白、ベージュ、ピンク