わさび(Wasabia japonica)

花言葉】 目覚め、うれし涙

  

5月26日(月)。。。山葵(ワサビ)。。。

ワサビは日本原産の多年生植物で、
そばや寿司の薬味として欠かせないものの一つです。

およそ350年前に静岡県静岡市の安倍川流域の有東木で
栽培がはじまったと言われています。
その後伊豆湯が島の特産品となり現在に至るようです。

広く利用されるようになったのは江戸時代ですが、
当時、
寿司やそばが一般化して庶民の間でも食べられるようになったことが
大きく関係していると言われています。

食材としての歴史はもっと古く、
鎌倉時代に禅寺にて自生していたものを
食用にしていたのが初めとされています。
また、食用にしていたかどうか定かではありませんが、
奈良時代の文献に既にワサビのことは記されていたそうです。

利用箇所は主に肥大した茎根です。
すりおろして薬味に利用します。
鼻に抜ける独特の辛みと清涼な香気が特徴です。
葉茎、花などにも同様の風味があり食材として利用されます。

ワサビは大きく分けて2つの栽培方法があります。
一つは清涼な水の流れる浅瀬で栽培する「水ワサビ(沢ワサビ)」と
普通の野菜と同じように土で育てる「畑ワサビ(丘ワサビ)」です。

栽培方法による大きな違いは、
「畑ワサビ」は「水ワサビ」に比べると
根茎があまり肥らないということです。
そのことから根ワサビを収穫したいのであれば
「水ワサビ」のほうが栽培方法として適していると言えます。
茎や葉にもワサビ独特の辛みや香気があり充分楽しめますので
特に気にしないのであれば「畑ワサビ」でも良いでしょう。

【 科属名 】 アブラナ 科ワサビ属 多年草
【 原産地 】 日本、サハリン
【 開花期 】 3月〜5月
【 花 色 】 白色