デザインワークスユニット 九日目

本日の授業内容<1>

 Lesson6 デザイン関連要素

1.コピーライティングの基礎

  • コピーの読み方
    広告のキャッチフレーズをいつまでも覚えていたり、ある一言を聞くと、
    すぐ商品名などが思い浮かぶということも多いと思います。
    コピーは非常に印象深いものですが、せっかくのコピーも
    デザイナーの力量次第で大きく印象が変わってしまいますので、
    デザイナーは、コピーについて理解していなくてはなりません。

  • コピーとは
    宣伝・広告などの文章のことで、
    それを書く職業をコピーライターといいます。
    平賀源内
    仲畑貴志
    糸井重里 など。。


  • コピーは大きく分けると
    • キャッチコピー
      単にに奇抜な短い文章ということではありません。
      ボディーコピーへ誘導する役割を果たさなくてはなりません。「なんだろう」と興味を抱かせたり、自然に続きを見たくなる雰囲気を出していなければなりません。デザインの中で特にビジュアル表現と連携していなければなりません。
    • ボディコピー
      本文です。内容を理解してもらうために、ずっとひきつけて最後まで読んでもらう、話の運びの組み立てや、文体、表現方法の工夫が重要です。情報構築の上手さもコピーライティング全般に直結しており、Webサイト構築に求められる要素と似ています。
    • リードコピー
      キャッチコピーとボディコピーをつなぐもの。
      キャッチコピーの後ろにある、簡単に読める数行の文章。
      雑誌記事などに見られます。
      リードはボディの要約をしたり、導入部の役割があり、
      いかにも続きを読みたくなるよなつくりが重要です。

      江戸時代には「瓦版」というものがあり、
      瓦版売りが市中で記事のさわりを読んで注意をひきつけ、
      一番気になるところで読むのをやめて、
      通行人の続きがどうなるのか知りたい気持ちを起こさせ、
      購入意欲を促進するという方法で、これを読売りといいます。
  • コピーの表現方法は。。。
    • 人間の機微を捉える
      人間の行動パターンの特徴を意識としてとらえる。
      共感できる事柄や、人の機微を捉える感覚です。
    • 導入で例え話をする
      話の導入として、いわゆる良く聞く話を出す。
    • 形などをなぞらえる
      形、構造、機能を何か別のものに例える。
    • 数字を出す
      調査結果などの数字は何か別のものに例える。
    • もじり、ひねり、ユーモア
      ひとりよがりではないユーモアです。
      無意味な駄洒落や主題と関係ないギャクではありません。