はまひるがお(Calystegia soldanella)

花言葉】  絆、賢くやさしい情愛、交誼

  

7月16日(水)。。。浜昼顔(ハマヒルガオ)。。。

海岸の砂地に咲く蔓性の多年草で、
典型的な海浜植物である。
他の植物などがない場合は茎は砂の上をはって伸びますが、
何かつかまるものがあれば巻きついてさらに伸びたりしています。

地下茎を発達させてふえるので、大群落となることもしばしばです。
葉は分厚くて光沢があって、丸まったようなハート形です。
長さ幅ともに2cm〜5cmほど。

葉が分厚く光沢があるのは、
「クチクラ」という透明で強い膜状の構造が発達しているためで、
水分の蒸発を防いで海水の塩分から葉を守っています。

海岸の砂地で生育する植物ということで、
ふつう植物の生育にとって
厳しいといえる環境に適応したしくみをやはり持っているんですね。

初夏に、
葉の脇から花柄が伸びてピンク色の花が1つの花柄に1つ咲きます。
アサガオ」と同じような形の漏斗形の花冠で、
白いすじが5本あり、直径は5cm程度です。
葉の広がっている高さより花柄が長く伸びるので、
花は葉よりも上に開くので、目立ちます。

同じヒルガオ属の野生種には「コヒルガオ」や「ヒルガオ」があって、
これらは道ばたなど日当たりのよう場所によく見られます。
いずれもガクの根元の部分から大きめの苞が2枚出ていて、
それが苞を包み込むような状態についています。

花の色は、多少の濃淡はありますが、
ヒルガオヒルガオよりハマヒルガオの方が濃いめです。
花時期の群生地はとても見事なお花畑となります。

【 科属名 】  ヒルガオ科 ヒルガオ属 多年草
【 原産地 】  日本
【 別  名 】  特にありません
【 開花期 】  5月〜6月
【 花  色 】  淡桃、白