みやこわすれ(Gymnaster savatieri)

花言葉】  穏やかさ、しばしの憩い、別れ、短い恋

  

6月23(月)。。。都忘れ(ミヤコワスレ)。。。

日本独特の草花で、江戸時代から茶花、
庭の下草として栽培されてきた園芸植物です。
それ故に改良も古くから行われており様々な園芸品種が存在しています。
園芸品種は主に切り花用の背の高い品種と
鉢植えに適した背の低い品種の2つに分けられます。

葉は濃緑色で細長く縁がギザギザしています。
半日影で水捌けの良い土を好みます。
原種の花色は白だったらしい。

この花の名前にまつわるこんな伝説がある。

鎌倉時代承久の乱で北条氏に敗れ、
佐渡へと流罪になった順徳天皇が、
草でぼうぼうになった佐渡の庭に
一茎の野菊が紫色に咲いているのを見つけ、

「紫といえば京の都を代表する美しい色だったが、
私はすべてをあきらめている。
花よ、
いつまでも私のそばで咲いていておくれ。
都のことが忘れられるかもしれない。
お前の名を今日から都忘れと呼ぶことにしよう」
という説話から名づけられた説話があります。

また、
京を去るときにこの花を目にとめ、
「都を忘れることにしよう」といったことから
この名前になったとの説もあるそうです。

【 科属名 】  キク科 ミヤマヨメナ属 多年草
【 原産地 】  日本
【 別  名 】  ノシュンギク(野春菊)、アズマギク(東菊)
【 開花期 】  4月〜6月
【 花  色 】  青紫、紫、薄紫、白、桃、赤紫、紅