デザインワークス 十二日目
本日の授業内容<2>
レイアウト表現
良いレイアウトをつくるためには
《テイスト》と《エレメント》の組み合わせを工夫する
★共感されるためには、ふさわしい《テイスト》の選択が大切
- Useful(ユースフルテイスト)
- ビジネス ムダのない 実用的な
きびしい さびしい 余裕のない - Casual(カジュアルテイスト)
- 開放的 気軽 誰でも参加できる
だらしない 引き締まらない うるさい - Spirital(スピリチャルテイスト)
- 仲間だけの落書き 癒し 和やか 趣味 精神性
閉鎖的 役立たない 内向的
★テイストを的確に表現する5つの《レイアウトエレメント》
- レイアウト様式
- レイアウト様式は、5エレメントの基本、いわばレイアウトの設計図のよなもの。
この設計図に他の4エレメントを加えて、テイストが確定する。逆に言うと、レイアウト様式の選択さえ間違えなければ、他のエレメントが別のテイストであっても許される。 - 情報量
- 写真や文字を紙面いっぱいに詰め込むと情報量が多くなり、減らすと情報量が少なくなる。情報量は影響は強力で、レイアウト様式に次いで印象を決定づける。
- 動静性
- 直立不動の人の前では緊張する。日常を違う改まった感じがするからだ。反対に動きのある傾いたポーズは自然で、大胆な傾き(動き)は非日常を表す。このように写真に写ったモチーフの垂直、水平性、動きが静動性だ、また、写真の外形(輪郭)はモチーフの静動性よりも強い影響力を発揮する。
- 図文率
- 写真やイラストなどの図と文章との割合を図文率といい、視覚度を同じことを表す。
文章は1文字ずつ読むことで内容がゆっくり伝わっていくが、写真やイラストは一瞬のうちに伝わり、人の感情を大きく動かしてしまう。 - ジャンプ率
- 紙面の基本になっている本文(ほんもん)に対し、もっと大きなタイトル文字との差をジャンプ率といい、《ユースフルテイスト》《カジュアルテイスト》《スピリチャルテイスト》に大きな影響力をもつ。